北京リポート1

さてさて、ついに北京行きの日が来ました。
東京は朝から不穏な雲行き。尖閣諸島問題で揺れる中国で、いったい何が起こるのか?にいや早朝からの某大学バイトを終え、一路日暮里からのスカイライナーで成田空港へ。いや、こりゃ早くて良いわ。成田エクスプレスより安いし。成田〜北京間はおよそ三時間。飛行機と言うより新幹線気分。今回は奮発してANAにしたんですが、機内はガラガラ。帰国する中国人は居るけど、北京に行く日本人は全然居ません。やはり尖閣諸島問題か……。

機内食を食べてボーッとしてたらあっという間に北京。時差も一時間なんで、時差ぼけも無し。ついたのは北京空港第3ターミナル。ここは世界最大の空港だそうです。いやはや、でかいでかい。写真ではまったく雰囲気が分からないと思いますが、一言で言えば『ガンダム』のスペースコロニーですね。空港出口まではモノレールで移動です。



さて、迎えの車で北京空港から30分。ここが北京獨立電影展会場、栗憲庭電影基金の上映施設です。上映会場は二つあり、資料室や喫茶室もあります。犬や猫も沢山いて会場内をウロウロしてます。写真はメインのA会場。

にいやが着いた時は日本の学生映画プログラムの上映中。中村のり子さんの家族ドキュメンタリー『中村三郎上等兵』が終わりトーク中。その後は磯辺真也さんの8ミリ実験映画「dance」、高野徹さんの柛代辰巳オマージュ映画「濡れるのは恋人たちだけではない」。中村さんの作品は見れなかったけど、後の二つは傑作でした。
明日には中村さんが帰国との事で、みんなで記念写真。左端が高野君の幼なじみのモッちゃん。彼は中国に留学して二年、中国語ぺらぺら。順番に高野君、ドイツでも一緒だったアニメーション団体『動夢』の斎藤ナスカさん、北京インディペンデントスタッフの中山さん、中村さん、中村さんのお友だち。右上が磯部さん、左下が磯部さんの映画の主演女優伊藤さん。



下の写真は会場の壁に貼ってあったポスター。にいやも『人喰山』のチラシを貼ってもらいましたが、次の日にはその上に別作品のポスターが……。さらにその上にポスターが、と、どんどん積み重なって行きます。他人の事は気にしない、これが中国流。さすが。



さて、ついに待望の中華料理……とは言わんか。
ホテルの近所のお店で宴会です、もう深夜二時前。もう一つお店があったけど、そちらは三時になると客を残して従業員が帰ってしまうとの事。さすが中国。



料理は上からトマトの卵炒め。うちの母親がよく作ってました。もの凄く乱雑な作りなんだけど、ざっくりした味がなかなか。レシピはこちら 雑誌『dancyu』の公式サイト
お次はジャガイモの千切り炒め。 炒土豆絲(じゃがいもの千切り炒め) by hiro-miu 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが310万品そして、羊肉とチンゲンサイの炒め物。中国では様々な香辛料を使うので、敬遠する日本人も多いようです。
味付けは濃いめ、量はなんでも特盛。


そして定番の羊肉の串焼き。これも香辛料ガンガン。店の中で焼いたら煙で大変な事になるらしく、わざわざ表に出て焼いてました。ちょっと堅いけど美味い美味い。
最後がにいやのリクエストで頼んだ激辛料理。写真では羊肉の厚切りシチューと見えたんですが、実際は激辛汁に浸った極厚中華ピザ(?)。これがまた凄まじい量で、繊細な日本人はギブアップ。この料理の正式名称はなんなんでしょう。八人で散々食って日本円にして二千円程。安い!とにかく腹一杯になりホテルへ。



なぜかホテルの部屋のドアにはこんな張り紙が。どうやら「マッサージ師のふりをして売春婦が入る事を禁ず」という意味らしいです。にいやは高野君と相部屋。さてさて、明日からいったいどうなりますか。
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まだ北京関係の後片付けが色々ありまして、続きは時々、ボチボチ更新いたします。