北京リポート11

さて、やっとこさ『人喰山』上映日です。まずは朝起きて見たテレビ。


これは中国の子供番組。やっぱり着ぐるみなんですね。ネズミお姉さんが貫禄あります。



会場に着くと猫のお出迎え。これまた貫禄あります。午前中は第二会場で中国アニメの上映。



これは中国のバッタ。第二会場の入り口で撮影。ふんぞり返って貫禄あります。




ここは映画祭開催直前に準備された会場らしいです。コンクリートの打ちっぱなしで、パイプ椅子があるだけですけど、上映状態はとても良かったです。お客さんの入りに合わせて椅子の数も増やせますし、なかなか良い会場です。今日はここで中国のアニメーション上映があるのです。上映された作品はどれも面白かったんですが、全部ご紹介できないのでナスカさんのブログも併せてお読みください。
http://blog.goo.ne.jp/nasukax/e/9d9692b12bd61fd1460a27e8cd399885
こちらはナスカさんが書いてない物を中心にご紹介します。



さて、最初の作品はこれ『I WANNA BE』金浩釩 Jin Haofan
一分半くらいの短い作品。窓の中に様々な光景が浮かぶ抽象的なアニメーション。小品だけど、とてもレベルの高い作品でした。


そして、この三本。

『西湖醋魚』 West Lake Fish 陳曦 安旭 Chen Xi An Xu


冬至』 The Winter Solstice 陳曦 安旭 Chen Xi An Xu


芒種』 A Clockwork Cock 陳曦 安旭 Chen Xi An Xu
これは特筆もの!これらを作ったのは 陳曦さんと安旭さんという大学院生。まるで藤子不二雄のような二人組。手法としてはフラッシュを使った切り紙アニメ的な物。動きのセンスはノルシュテイン並みと思います。
カートゥーン的な『西湖醋魚』 、古いハリウッド映画のような『冬至』 、少年の淡い初恋と大人の世界を対比させた『芒種』 。どれも見事な完成度を持っていますが、特に『芒種』は今回僕が最も感心した作品の一つです。単純にストーリーを見せるのではなく、少年の心の変化をアニメーションならではの抽象的手法で表現していて、大変に深みのある作品に仕上がっています。

『鄢色咒語』 Coal Spell 孫遜 Sun Xun
『人民共和動物園』 People’s Republic of Zoo 孫遜 Sun Xun
この二作もご紹介しようと思ったんですが、どうやらサイトから記事が削られてるようです。中国政府に対して、かなり強烈な風刺をした作品でしたからね。手書きの荒々しい作品でした。いわば作者の自国に対する心象風景とでも言える作品かも知れません。



と言う事で、第二会場の中国アニメ上映は終わり。一方我らが若手イケメンホープの高野君は中山さんからインタビューを受けています。高野君のテーマは「映画における風景の重さ」変わりゆく中国の風景に、彼はいたく感銘を受けたようです。



壁に書いてあるのはゲストの寄せ書き。「もっと過激に、もっと自由を」ってのは『ゆきゆきて、神軍原一男さんです。



『エレミの恋』中田秀人
さて、やっとこさ我々日本のアニメーション作品の上映です。トップバッターは中田秀人さんの『エレミの恋』。8年もかかって丁寧に作られた人形アニメ。これは一種の異種婚譚でしょうか。長老の木造電柱爺さんの生々しい台詞が印象的でした。詳しくはこちらへ。もうすぐ神奈川で上映会があるようですよ。
http://park11.wakwak.com/~sovat/e_j_common/roadshow/elemi_roadshow.html



『火消し屋』山崎猛
お次は山崎猛さんの『火消し屋』。これは今年のゆうばり映画祭でも上映されました。日本のテレビアニメ黄金時代から活躍されている山崎さんならではのアニメートが魅力。ああ、こういう動き、子供の頃から見てたよなあ〜〜、と感慨もひとしお。なぜなら、はい、山崎さんのプロフィールです。http://www.lixianting.org/entry/234



『音』原田浩

『妖精浮遊』原田浩
ううむ、当たり前だがナスカさんの記事と被りまくり。でもナスカさんは遠慮して画像使わなかったけど、僕は使わせてもらってます。すみません&よろしく、皆さん。
と言う事で、傑力ゲストでおなじみ原田浩さんの登場。と言っても今回は小品二本、両方とも実験作品。『音』はアニメーション作画で「音」を表現しています。『妖精浮遊』は光の乱舞。原田さんは『二度と目覚めぬ』のテレビアニメ的な手法が有名ですが、実は実験映画やアングラ演劇にも詳しいオールラウウンドプレーヤー。こういう手法が、現在製作中の新作アニメーションにフィードバックされて行くのかもしれません。



ついに『人喰山』の上映です。会場は徐々に人数が増えてほぼ満員(この写真はトーク中の写真なんでお客さん減ってますけど)。中山さんのアナウンスが響きます「この作品はヤバいので、小さいお子さんをお連れの方は即座に退場して下さい」でも、誰も出て行かず。良いのかなあ〜〜……。

と言う事で、ヤバい上映報告は次回に続く。

『人喰山』英語字幕、新録音版上映!

さて皆さん。とうとう師走となりました、『人喰山』(恐らく)今年最後の上映となります。
短編映画連作プロジェクト“ドグマ96”を主催されている中川究矢さんの新作『進化』のお披露目上映に合わせて、ドグマ二作品とカップリング上映。
今年海外で上映された英語字幕、新録音版です。どうぞご覧ください!

12月23日(祝)&24日(金)&25日(土)
pm5:00〜
『ドグマ・デジタル・ヒストリカ+1』
ドグマ96とは、中川究矢と川連廣明による映画更正プロジェクトである。混迷した邦画界を挑発するシネアストたちの妙技の饗宴!
そして、幻想奇譚アニメ「灰土警部の事件簿 人喰山」で、肛門からはらわたを裏がえされる悦楽に身悶えよ!
ドグマ96制作VOL-5「ぱんいち夫婦(仮)」監督/寺内康太郎 25分/2010
ドグマ96制作VOL-4「凸凹」監督/川連廣明 16分/2010
「1101」監督/中川究矢 34分/2009
「灰土警部の事件簿 人喰山」監督/にいやなおゆき 28分/2008

詳しいスケジュールはこちらへ。
http://www.bloc.jp/mac_oto/data/1289973097
12/23~26シネマトレイン上映会ラインナップ | 『ドグマ96』公式ブログ



会場:下北沢駅前東洋百貨店ビル3F
スペースtoyo〔定員70人〕
[東京都世田谷区北沢2丁目25‐8
アクセス:下北沢駅 西口2出口から徒歩二分、東洋百貨店奥のエレベーターより3階へお上がり下さい
www.k-toyo.jp/frame.html

『人喰山』英語字幕、新録音版上映!

さて皆さん。とうとう師走となりました、『人喰山』(恐らく)今年最後の上映となります。
短編映画連作プロジェクト“ドグマ96”を主催されている中川究矢さんの新作『進化』のお披露目上映に合わせて、ドグマ二作品とカップリング上映。
今年海外で上映された英語字幕、新録音版です。どうぞご覧ください!

12月23日(祝)&24日(金)&25日(土)
pm5:00〜
『ドグマ・デジタル・ヒストリカ+1』
ドグマ96とは、中川究矢と川連廣明による映画更正プロジェクトである。混迷した邦画界を挑発するシネアストたちの妙技の饗宴!
そして、幻想奇譚アニメ「灰土警部の事件簿 人喰山」で、肛門からはらわたを裏がえされる悦楽に身悶えよ!
ドグマ96制作VOL-5「ぱんいち夫婦(仮)」監督/寺内康太郎 25分/2010
ドグマ96制作VOL-4「凸凹」監督/川連廣明 16分/2010
「1101」監督/中川究矢 34分/2009
「灰土警部の事件簿 人喰山」監督/にいやなおゆき 28分/2008

詳しいスケジュールはこちらへ。
http://www.bloc.jp/mac_oto/data/1289973097
12/23~26シネマトレイン上映会ラインナップ | 『ドグマ96』公式ブログ



会場:下北沢駅前東洋百貨店ビル3F
スペースtoyo〔定員70人〕
[東京都世田谷区北沢2丁目25‐8
アクセス:下北沢駅 西口2出口から徒歩二分、東洋百貨店奥のエレベーターより3階へお上がり下さい
www.k-toyo.jp/frame.html

北京リポート10

一ヶ月のご無沙汰でした。
ちょっとゴタゴタありまして、忙殺されておりました。

さて、あまりに間が開いたんで何を書いていたか、どこまで行ったか。
ああそうそう。オリンピック以後の北京の移り変わりでした。
次にご紹介するのはこの作品。

中國1971
 China 1971
Director:Henri Roanne  Gérard Valet

これはなんと、1971年の中国のドキュメンタリー。作ったのはベルギーのRoanneさんとValetさんのお二人。
ホテルから高野君と一緒に出ようとした特、白髪のお爺さんと出会いました、それがRoanneさん。話してたら「今日、自分が39年前に作った映画が上映される」との事。1971年といえばまだ日本と中国は国交を回復していません。我々の知らない時代の中国です。これは観ねば!
共同監督のValetさんは残念ながらお亡くなりになったそうです。

*作品のスチルは上の一枚だけなんで、会場の中庭写真をちょこちょこ挟みながら解説。


*会場で食べたカレー、普通のチキンカレーでした。


『中國1971』は、ベルギーの作品ですから、ナレーションはフランス語、字幕は中国語。さっぱりわからん。
しかし当時の中国の様子は見てるだけでも面白いです。この映画は、庶民の暮し、産業、軍事、医療など様々な中国を見せてくれます。まだまだ毛沢東は神様の時代ですから、みんな人民服着て、赤い手帳持って「毛沢東万歳!」とやたら叫びます。核実験のフィルムは、恐らく中国政府から借りた物でしょう。Roanneさん達がどこでも自由にカメラを回せたとは思えません。
特に面白かったのは医療のパート。まず経路図がド〜ンと出て、なにやらナレーションが。恐らく「中国には針治療というものがある」とか言ってるんでしょう。10歳くらいの女の子が体中に針を打たれています。突然立ち上がってにこやかに「@%&””#!!!」と叫びます。場内大爆笑。
恐らく病気の女の子に針を打って「治った!針治療で治った!」とでも叫ばせてるんでしょうね。


*中庭に放置されてたイージーライダーなバイク。タイヤがへこんでます。でもカッコいい。

さらに今度は横になったおじさんが耳の後ろに針を打たれています。これは針麻酔のよう。カメラがゆっくりパンすると……なんと、おじさんは開腹手術を受けているのです。ここでまた大爆笑。外科医が映され、おじさんのお腹の中もしっかり映っています。
もう一度カメラが逆にパンすると、なんとおじさんは手術を受けながらご飯を食ってるではないですか。さらに大爆笑。
つまり「針麻酔はこれほど効き目がある」という事なんでしょうね。たぶんこういうのも、写される側が演出して「こう撮れ」とRoanneさん達に指示を出してるんでしょう。
会場内は中国の人たちで立ち見の満員。現代の中国とのあまりの差に、会場は笑いが絶えませんでした。しかし中国はこの四十年で恐ろしいほどの変わりようです。『中國1971』を見た後は、まさに先に紹介した『火紅的青春』のお婆さんになった気分です。


*これは中庭のパラソル。

以前の記事でも書きましたが、中国は今もの凄い勢いで変化しています。その象徴が……トイレ。
さてさて、汚い話に戻りましたよ。
我々の部屋のトイレ詰まり(というより、逆流)事件。その話をしたらナスカさんと、その親友チーちゃんがこう言いました。「あたし達のトイレも詰まってるんです、それも黒いビニール袋が!」そうなのです。犯人は最初から分かっていたのです。犯人は我々がホテルを留守にしている間に部屋に入った人間。夜帰ると部屋は掃除されてて(と言っても、汚れたカップなどは洗わずにそのまま並べ直すだけ……ですが)、トイレのゴミも捨ててありました。トイレのゴミ箱には黒いビニール袋が被せてあったのですが、それは無くなっていました……。
中国に来たばかりの日本人でも「トイレにトイレットペーパーは流してはいけない」と気をつけてるのに、平気でビニール袋ごと流してトイレを詰まらせる極悪非道の犯人、そりゃ当然ホテルの従業員です。


*これは中庭の錆びた金属棒とコンクリ。

トイレの話をしてたらスタッフの中山さんが「先日、うちの会場でも騒ぎがあって……」
なんと、アフリカから来ていた監督が血相変えて走って来て「タイヘンダヨ、トイレガゴハンデ、ツマッテルヨ!」
中山さんが見に行くと、トイレに残飯が山盛りになってトイレが詰まってるのです。これも当然会場のレストルーム職員の仕業。
中山さん曰く「それが中国なんですよ」恐ろしい……。
さて、ちょっと話が前後しますが。高野君の親友モッちゃん帰ってしまい、我々には通訳が居なくなってしまいました。
しかしそこに颯爽と現れたのがナスカさんの親友、先に書いたチーちゃん。
彼女は中国に留学して、今は上海に住んでいるそうです。なんと運のいい事に、後半はチーちゃんが通訳をしてくれる事になったのです。


*これはホテルの案内板。「負一楼」ってのは地下一階でしょうね。「男女沐浴区」だそうです。これを見ると三階までしか案内がありません。

さてさてさて、続いてホテル話。では、ホテルの四階は?
以前のホテル全景を見ていただけば分かりますが、このホテルは四階建て。しかし、四階には窓も嵌まっていません。「いったい四階はどうなってるんだろう?」という事で、高野君と二人で上ってみました。すると、この状態……。


はい、四階は廃墟でした。見渡すとこうです。

中山さんに聞いてみました。「もしかして建設が北京オリンピックに間に合わなくて、四階だけ未完成とか?」
中山さん曰く「いえ、このホテルが出来たのは一年前ですから」「………」

「でも、じゃあこの状態は?」「彼らからしたら、これで完成してるのかもしれませんね」「………」

いやはや、なにがなんだか分かりません。

つづく

イギリス滞在13・14日

Zipangu Festが終わり、スタッフもみんなぐっすりと眠る。昨日の夜もいろいろとトラブルがあったが、そこは日本人との違い、無事に終わったからいいだろう的な感じだった。



今日は、なんと!地下鉄のストライキ

地下鉄だとどこに行けば良いかだいたい分かって来たが、バスだとちょっと…全く分からない。観光に行けないじゃないか!

という事で、午前中はいつものCafe Chai へ

途中、バスがいつもより多い気がした。やはりストライキで増便をだしているのだろう。


メールの確認をしてからいろんな所にメールしていろいろとしたらあっという間に時間になった。

それからTunと一緒にヨーロッパで一番大きいショッピングモールに行く。
もちろん、地下鉄が止まっているのでバスで


ここのショッピングモールは本当に大きく中にはスケートリンク場があった。


UKのユニクロ

日本よりちょっとだけ高め



電飾もきれい


夜のバスもなんだか奇麗ね。





ただ、地下鉄がまだ止まっていたためにバスは満員。ピンク映画の痴漢電車シリーズがイギリスの人は十分理解出来た理由がちょっと分かった。






最古のメリーゴランドらしい(そんなようなことを言われた気がする)





それからTunの車でSOHOに移動して欲しかった本を購入


Folyの本を購入。日本だとこのような本は出ていないし、日本の場合は盗んで憶えろの世界なので、一般には入りにくい。このように本になっているのは本当にすばらしい事だと思う。ただ、その文競争率も激しいのだろうと思うけど。



その後に、明日でアメリカに帰ってしまうロブに会う。

ロブにはいろいろとお世話になった。Zipangu Festのスタッフは大半が仕事を持っていたので何かトラブル等があると必ずと言っていい程、日中空いているロブが動き回っていた。こちらからも強い口調でいろいろと言ったり、ロブをボブと間違えたりしてサインしたが、それも許してくれるだろう。


帰りに食事。中華…自分はラーメンは食べないのでビールと餃子だけでした。



===============================




イギリス滞在14日

今日でイギリスとはお別れ。朝から寒い…なんでだ

外を見ると!!!!!!

雪が降っている。11月なのに。

そう言えば、イギリスに来てからほとんど天候がどんよりとしていた。なんだか故郷の北陸富山と同じだなぁって思った。日本海とイメージするとどんよりした天候と荒波といった感じで、裏日本と言われていた日本海側とイギリスっておんなじ感じがするので、もしかしたら英語を学ぶのならアメリカよりもイギリスの方が良いのかな?車も右ハンドルだしね。



荷物もしっかりと詰め込んで

中には山岡大祐監督(『ロストガール』)に頼まれていたヴェンダースのDVDBVOXをしっかりと入れる。しかし、モノが大きくて苦労した。
そのため、刀が中に入る事が出来なかったためTun&Feiのお家に置いて行く事にした。その分山岡監督にビールをおごってもらいます。


雪を落とすTun。やはり、雰囲気は富山で過ごしたときと同じだ。


Tunが空港まで送ってくれた。ありがとうTun。

荷物チェックをしてから中に入ると、係員みたいな人が寄って来た。

悪い事して捕まったか!と一瞬ビックリしたが、何の事は無いアンケートのようだった。

Q.どこへ行くのか? A.日本に帰る
Q.滞在期間はどのくらい? A.15日間
Q.仕事は? A.サウンドデザイナー
Q.何しに来た? A.映画祭
Q.滞在先は? A.友達の家のアクトンってところに
Q.現金でどのくらい使った? A.200ポンドぐらい
Q.クレジットはどのくらい使った? A.300ポンドぐらい
Q.イギリスの印象は? A.寒い

アクトンに居たというと係員の人はちょっと興奮気味だった。きっと自分も住んでいたからだろう。


そして、日本へ帰国への帰路へ着いた。


さらばイギリス!

また来るぞイギリス!
















と、あっという間に成田に


なんだ!この天気は!23℃って

気温差が25℃ぐらいあるぞ!

暑くてマフラーを脱いでしまった。


12月1日の朝ににいやなおゆき監督に帰国しましたと電話をする。しかし、調子が悪く上手く連絡が出来ず。だったのでツイッターで報告。

それから2500円払って特急みたいな電車に乗る。高いなあ。


映画の日だったので、映画の日は必ずミラノ座で映画を見ると決めているので、ハリーポッターを見る。

時差ぼけで途中寝てしまったが、それでもストーリが分かった。

イギリス滞在12日

長かった滞在も残す所後数日。今日はZipangu Fest の最終日。
朝から、ラグビーの練習が行われていた。



今日は、CALFを見る。CALFとは英語では子牛等の意味があります、ここではアニメーション作家達が自ら設立したインディーズレーベルのことです。

CALF
http://calf.jp/


昨日のハウスパーティーでずいぶんと遅くに帰ったので、数分遅れての入場。始めの作品は残念ながら見る事が出来なかったがそれ以降は十分見る事が出来て満喫した。

日本で上映をすれば、必ずと言っていい程満員になる作品をUKで見る事が出来たのは幸せ。

ただCALF自身宣伝もしていなかった事もあり、人の入りはそれほど多くはなかった。

しかし、見た人たちはその後、アニメーション作家達のDVDに興味を抱いていた。


その後、原田浩監督作品『二度と目覚めぬ子守唄』が上映。


今日はアニメの日かなと思うくらいアニメでした。

クロージングは『ポチの告白

その前に、今回の映画祭のスタッフを紹介される。

みんなで、記念写真もね



こうして長かった、Zipangu Festも終わりを告げた。

イギリス滞在11日

『人喰山』上映が終ったからか、ぐっすりと寝る。疲れもたまっていたし。


朝から裏にあるグランドが霜柱で覆われていた。最高気温が1℃で最低気温が-2℃のロンドン。

他の人たちもぐっすりと熟睡。


他の人たちが起きる前にシャワーを浴びる。そしてまた寝る。

今日は唯一の観光をした。
そこはここ!





分かる人がいるかなぁ?





そう、今絶賛公開中のハリーポッターホグワーツ特急に乗るためのプラットフォームです。

ここに行きたいとみんなに言っていたのですが…誰も相手にしてくれず。あのハリーポッターだぜ!と力説をしましたが誰も…行かず。

悔しかったので一人で行き、後ろの人に写真を撮ってもらいました。もっと写真を工夫してもらいたかったが…なんせ、全く知らない人に頼んでいたので…

でも、ここ実は…







工事中だったのです。
せっかく公開中なのにもったいない。



そして、会場に戻ると…どこかで見たような子供が…これは!!!





ジャスパーの子供だ!

奥さんが来ていました。


それから、designersblockに移動。ここでハウスパーティーがある。



なんだかどこでも絵になるところばかりです。




夕食を食べにFeiと清瀬さん、前野健太、吉田さんとでベトナム料理を食べに行く。実は自分はあまり亜細亜料理が苦手でしたが美味しかった。他の人も美味しい美味しいと何度も言っていた。食べ終わって、designersblockに戻りゆっくりとしていると…

Feiが「私のカメラ知らない?(英語)」って言って来た。みんな知らないと言うと探し始めた。



本当にカメラが行方不明になっていた。



これは…フランクフルトのにいやなおゆき監督を思い出した。にいや監督も会場でカメラを無くした。
ただ、今回はこちらで借りていてまだお客さんも入っていないスタッフだけなので、盗む人もいない…どこに行った?

ご飯を食べたところに持って行ったというが、実は誰もそれを見ていない。けど、一度戻って店員さんに聞いてみる。店員は知らないと言う。途中寄ったところにも確認するが…ない。


Feiがかなり落ち込んでしまった。ん〜イギリスで無くなった時にどのようにしたら良いのか分からずこちらも何も出来ず。


元気出しなよって「にいや監督もフランクフルトでなくしたよ。笑って」と言って自分のカメラを渡し、これを変わりに使ってと差し出す。


きっと、これは撮影した人の気持ちも伝わっているでしょう。元気を出そうとしている自分が写っていました。


それからTunが来て、Feiにそっと寄り添って行く。前野氏はこれを見て「あぁ、これが欧米人の愛の求愛か。来てすぐに寄り添うなんて。ただ、俺らに挨拶が無いぞ」
と突っ込みが入った。


今回のZipangu Festを応援しているビックなゲストがいた。それはこの人だ!



なんと!ジョージクルーニーが宣伝してくれてるではないですか!!

ありがとうジョージ!!

何て凄いんだ!

と、感動しているうちに時間が流れて行く。




FeiとTunが帰って来た。


カメラが見つかった!!!

なんと嬉しい知らせでしょうか。どこにあったの?って聞くと


みんなが美味しい美味しいと言って食べていたベトナム料理の店長がパクっていたとか!

何て国なんだ!

客の忘れ物をパクる何てっ!

あぁ、やはりここは外国なんだ。日本とは違う国なんだと実感してしまった。







ここで、サンフランシスコからのインタビュー


ゲストで来た人たちがみんなインタビュー受けていました。

そうこうしているうちに下の階から、チェッカーズが聞こえる

このDJすげ〜!!!!


もってるレコードはなんと!80年代アイドル。



彼の名はアダム。DJでもあり、実はThird Window Filmsという配給会社の社長、ポチの告白松たか子の告白などの海外配給をしているとか!2ヶ月前まで日本でレコードを探していたとか。

どこで探しているのかと聞くと高円寺や吉祥寺だって。自分の中ではこいつはイチゲンサンだなと思い、神保町は?と聞くとあそこは1件しかないとか言う。あそこは実はもの凄くレコード店が多いのだ。まだまだあまちゃんだ。

実は彼は25歳だという事も知った。

凄いぞ!

彼の選曲はすばらしく、ついつい歌ってしまう自分と踊るサヤカさんがいた。





外は-3℃ たき火をする。

一番温かい暖房器具でした。そこには佐藤寿保監督がタバコを吸いながら外国人と会話(隣はイギリス人とイタリア人)




そして、ここでも前野健太ライブ



足下にレコーダーをこっそりと置く。まるで今回は前野健太の音楽を録るために来たスタッフです。


ライブも終わり、みんなまったりモード。寒いので温かい所に集まります。

真ん中にいるのはマリア


時間は午前3時
こうして、今日は終わった。