ついにトイレの話をする時がきました。

しかし汚い写真を載せるわけにはいかないので、ホテルのパンフ写真を載せておきます。

そもそも中国のトイレは紙を流してはいけません。お尻を拭いた紙は、便器横のくずかごへ入れるのがエチケット。僕は大連に居る友人に聞いてたのですが、他の日本メンバーは知らなかったようです。それからみんな紙を流さずに、トイレは詰まらず平和な日々が……と思ったら。

深夜帰ってみると、ああ〜〜っ!!!僕の部屋のトイレが!!!! 詰まるたって、ただ詰まるだけではありません。知らずに水を流すとどういう事になると思いますか、皆さん!!!ちなみに、中国のトイレットペーパーは三枚重ねで、破っても破れないほど強固な紙でした。

仕方ないので、朝起きてホテルの人に「トイレット!」と言いつつポケット翻訳機で「堵塞(詰まる)」と打って見せると「了解!」と、パソコンを操作してドアを開けてくれるのです。
「違〜う!」と翻訳機で「廁所」と打つと「ああ〜〜あ!」と、今度は分かってくれたようです。
しかし、紙を流してないのになぜトイレが詰まるのか。この事件の犯人は?恐るべき事実が、徐々に明かされるのです。乞うご期待。

本当にトイレ、直してくれるかなあ〜と不安を抱きつつ、僕は近所のスーパーへ。昨日は映画ばかり見てて晩ご飯を食べ損ねたのです。中国では生水も飲めませんから、ミネラルウォーターは必需品。写真は道ばたの犬小屋。白い子犬が可愛いです。たぶんこの子たちは大きくなったら食べられちゃうんですけど。
スーパーでは朝ご飯にパンを買って、お粥の缶詰やカップラーメンやお菓子類を買い込みました。さて、引き上げようと思ったら。なんと、素敵な保温水筒があるじゃないですか!

そういえば映画祭の会場で、みんなこういうの持ってお茶飲みながら映画見てたなあ。僕も欲しくなって、この青竹風の水筒を買ったのです。35元。日本円にして490円くらい、中国ではなかなかの値段です。ホテルの部屋に電気ポットがあったのは確認してるので、これに熱いお茶を入れて持って行けば飲み物の心配はありません。日本でも自慢できます。ウキウキしながらお買い物。

実は、ホテルの部屋にもこういう食材が置かれているのです。僕は先に宿泊した人が忘れていったのかと思ってたんですが。なんと、これは各部屋で販売してるんですね。桃ジュースにカップラーメン、お粥の缶詰にコカコーラ、ビールに魚肉ソーセージ、ガウンも置いてあります。「方便麺」「桶」とありますから、これがカップラーメンでしょう。6元、日本円で80円くらいか。これが値段表。

ちなみに中国の人たちは魚肉ソーセージが大好き。バス停でも巨大な魚肉ソーセージを立ち食いしてる若者が居ました。大連の友人に聞いた話では、おやつはキュウリだそうです。若い女の子がキュウリをそのままボリボリと。

さてさて、部屋に帰って早速お湯を沸かし、備えつけのティーバック(実は備えつけではなかったことが後に分かる)でお茶をいれて、青竹水筒にドボドボドボ。しかし、試しに水筒を傾けてみると……。
ダダ漏れです。しかも本体が持てないくらいに熱い! つまり、保温力ゼロ。調べてみると水筒のパッキンが最初から変形しています。内蔵の茶こし(これをつければ、お茶葉を入れたまま飲める)もサイズが違ってユルユル。あきれ果ててマグカップにお茶を移し詳細を確認。この水筒、振ってみるとシャカシャカ音がします。転倒しないように底に重しが入ってるんですが、なんと砂。いや……まいりました。

これは朝ご飯に買って来たパン。「法式小面包」とは「小型フランスパン」の意味。お姉ちゃんが超美人です。しかし食べてみると……カニパンじゃん。よく言えば頭脳パンですね。

先日、にいや家で「中国食材鍋大会」を開きました。写真は傑力メンバーのニコンちぇん。カニパン……もとい、法式小面包を食べてご満悦です。

青竹水筒その後‥‥日本に帰ってから蓋のできる卓上マグカップに使えば良いやと思ってたんですが、熱い飲み物を入れると持てないくらいに発熱。なんの役にも立たないじゃん。という事で、今では台所で砂糖入れとして大活躍中です。