こうちがフランクフルトに着くまで
どーも、初めまして。『人喰山』のスタッフのこうちです。にいや監督に便乗してニッポンコネクションに行きました。ニッポンコネクションのレポートはにいや監督がしますので、自分はニッポンコネクションまでの往路と復路をレポートしたいと思います。
フランクフルトへ出発
14日の朝の飛行機に乗るために成田空港に行く。
成田空港についてからチェックインをしようとすると、プリントアウトした用紙をすべて忘れる。今回の全日程の予定表もすべて。。。唯一助かったのはiPod touchを持参していた事だった。こちらにすべての情報が入っていたので助かる。
飛行機はエールフランス。成田からシャルルドゴール経由でフランクフルト空港に到着予定。
座席は飛行機の最後部の座席。なぜなら飛行機酔いをしてしまうから。となりには日本人の60代ぐらいの女性。その隣は日本を観光に来て帰るところの、アイルランド人とフランス人。
飛行機の中ではする事もなくただ、ぼーっとしていた。となりの人と一言二言と話しているうちに少しずつ仲良くなって来た。隣の人はツアーで急遽南フランスに行く事になったそうで、フランスのガイドブックを持って来ていたので、いろいろと教わった。毎年ヨーロッパに旅行しているようで、とても詳しかった。ただ、自分はドイツに行くんだと何度も説明をしたが、フランスのことしか教えてくれなかった。
そのうち、隣のアイルランド人が話に加わって来てくれた。アイルランド人は日本に2週間程滞在して、東京、大阪京都広島長崎などなど、結構いろいろなところを観光したようでいろいろと話してくれた。写真もいろいろと見せてくれた。築地に行ったようで大きなマグロの写真を沢山撮っていた。そして、アイルランド人が自信満々で見せてくれたのは富士山の写真だった。晴天で富士山がきれいに写っていたのでとなりの女性とすごいきれいに撮れているとほめていたら、雑誌を撮ったと落ちを言われて二人でブーイングを起こす。
昼食の時間になる。エールフランスの食事は意外と美味しい。旅行マスターの隣の人にワイン美味しいよと言われワインを注文する。確かに美味しいかった。それから昼寝をしてから映画を見る。シャーロックホームズを見るが途中で居眠りをする。
起きると映画が終っていた。再び隣の人と話をすると、アイルランド人が映画の事を説明してくれた。プレジャスは面白い!と何度も説明してくれた。他にもいろいろと教えてくれた。日本のお米のドニュメンタリーを教えてくれたりしていた。そのうち「ラタトゥイユが面白い」と教えてくれたが、作品が全く分からず。でも、どこかで聞いた事が…『レミーのおいしいレストラン』だ!と気付く。確かに面白かったと同意するが…まだ見ていない事は言えなかった。
それから自分は映画のスタッフだと話す。そしてiPod touchに入っている予告編を見せると、予告編よりもiPod touchに興味を示してそれからはiPod touchの話しかしなくなった。そうしているうちにアイルランド人は新聞を見ると、ドイツでWe Padとなるものが発売されると記事を見せてくれる。iPod touchとかAppleって世界的にもおしゃれアイテムなんだなぁって実感する。
そしてようやく、シャルルドゴール空港に到着。初ヨーロッパである。
しかし、どこに行っていいのやら全く分からず。そしてここで気付いたのが…みんな外国語だった。アイルランド人とは片言の英語で十分通じたが、空港では全く通じず。。。身振り手振りで教えてくれる。税関スタッフは前にいた女性に変態的な日本語を使ってナンパをしていた。
それからフランクフルト便にはどこに行っていいのやら、あちこちでここではないと言われてくたびれる。それも本当にフランス語しか話さない…確かにここはフランスだからしょうがないけど…アジア人とわかるのだからせめて英語を話してくれたら…
こうやって一人旅のつらさを満喫する。
フランクフルト便に乗った時は午後8時半でも明るかった。
そうして離陸して行くうちに暗くなりなんとかフランクフルトに到着。しかし、ここで大きな誤算があった。フランクフルト便はエアバス320だった。この飛行機は…自分は飛行機酔いをする飛行機なのである。空港に到着すると早速トイレに行き、吐く。そして迎えが来ているので後は何とかなるだろうと荷物を取り出口に行く。
しかし、誰もいない……プラカードを持っている人が何人かいたが全員ドイツ語らしい言語で書かれている。連絡先も知らない…半分ここで寝泊まりする事を覚悟して30分待つと…ようやくプラカードを持った迎えの人が現れた。日本語がペラペラの人だったので、ちょっと安心する。
そして、車に乗ってマクドナルドに行きご飯を食べる。6ユーロということは…780円…ちょっと高い…けど、疲れてどーでも良くなっていた。
場所が分からず地図を見ながらホームステイ先を探す、マーティン。
なんとかホームステイ先に到着。
と、たいしたことのない出発だった。