Manodona『真っ赤なマイクが召集令状』PV完成!!!(監督・間野ハヤト)その2

どうも、間野です。
今日はManodonaに曲についてPVについてインタビューします。

ちなみに撮影は4月某日、静岡県静岡市清水区『三保』にて行われました。(清水市育ちとしては清水「区」は言い辛い。。。)三保は羽衣伝説で有名な三保の松原がある海に囲まれた半島です。僕と兄が中・高を過ごしました。
撮影は一日のみ。機材はキャノンの5DMark2というデジタル一眼レフの動画機能を使いました。撮影はわざわざ来てくれた伊藤淳(魔眼)。Manodonaの地元の友人や東京の先輩、友人、妹も手伝ってくれて、明るい日差しの中なんとか撮影できました。

Manodonaへメールインタビュー(聞き手・間野ハヤト)

○簡単な自己紹介をお願いします。
Manodona(マノドーナ)です。
文字だけ見るとマドンナに見えますが、男汁溢れる永遠の10番ですね。

○名前の由来を教えてください。
昔は違う名前を名乗っていましたが、あまりインパクトがなかったのでこの名前を考えだしました。
みなさんお分かりの通りマラドーナから来ているのですが、本当はロマーリオをもじりたかったのです。
しかし間野との相性がすこぶる悪かった。海外でこの名前を名乗ると結構受けますね。特にアルゼンチン人には抜群に受けました。

○この曲を作った経緯は?
実は井筒監督の最新映画『ヒーローショー』で使われているのですが、その映画の制作に知り合いがいて最初は別のラッパーを紹介しました。(Youtubeでしか見た事ありません)しかし、右翼的・帝国主義的と言う条件で選ばれたということに気付いて、愛国心を歌うそのラップグループは楽曲の提供を拒否し、その制作さんが僕に作曲をお願いしてきたという経緯です。勿論、僕にもそんな思想はありませんが、ラップのスキルという点では何でも出来るんだぞってところが見せれたのではないかと思います。

○PVに参加した人たちはどんな人たち?
まずはスタッフ監督は僕の実弟である間野ハヤトにお願いしました。そしてカメラマンは『魔眼』の伊藤淳君です。妹が制作的な事をやってくれたので結構助かりましたね。
次にエキストラビートを作ってくれた斎藤君、ベースのMoja Utanish、DJ三井、あとは僕たち兄弟が育った三保の皆さんです。

○PVのイメージは?
実はもっとクールな感じにしたかったのですが、エキストラの質の悪さで少し田舎っぽくなっちゃったかなと思います。最初に真っ赤なマイクを何者かに渡されて、そこからストーリーが展開していくというような事を考えていました。監督の中では段々人が増えていくというストーリーを描いていたらしいのですが、人があまり集まらなかったこともあり最終的には大分変わっちゃいましたね。

○順調でしたか?
結構大変でした。僕自身CM等の撮影現場に録音でよく行くのでその大変さは分かっていたつもりですが、それでも周りはプロばかりなので困る事はありません。
しかし今回は地元の友達をたくさん起用するという事で、友達のモチベーションを維持させるのが大変だったかなと思います。でも使えなきゃカットすればいいだろぐらいに考えていました。
監督と伊藤君は結構大変だったんじゃないかと思います。みんな言うこと聞かないし、初めて使うカメラだし。

○完成品を見ていかがですか?
評判はいいですね。僕自身も好きです。
でもここで出来なかった事もたくさんある。そういうものは次の作品に活かせれば良いかなと思っています。

○好きな映画は?なぜですか?
『荒野のダッチワイフ』です。最近見てないから内容忘れちゃってるのですが、僕の作る曲にぴったりな世界観のような気がします。アルバムには僕のプロデュース曲も入ると思うので情景を思い浮かべてほしいです。

○最後に今後の活動予定とメッセージをお願いします。
もうすぐアナログを出します。アナログのみです。この曲とB面に『忘れ物』という曲が入っています。そっちの方もPV作ったらアルバムに取りかかろうかなと思っています。ライブはその後で良いかなと。歌詞覚えれないんで・・・でも基本はサラリーマンです。
ずっとレコード出してやろうと思ってて今やっとそれが叶おうとしています。勿論それがゴールではないし、お金を積めば誰でも簡単にレコードは作れる。何か達成したい事があるならば必ず声に出してそれを言うことです。そうして僕はここに辿り着きました。自分の信じてる事をやり続けるのは簡単ではありません。何度かマイク置きかけましたが15年間経ちました。生きてる限り僕の言葉も枯れないようです。
ということでヒップホップ好きな方にはこのPVを見てレコードを買ってほしいですね。そこから新しい草木が育ってくれればと思います。

おわり


撮影風景 
灯台は前日の思いつきで。

トラックは農家の友人に借りました。
イメージはa tribe called questの『oh my god』

テトラポットは実際見ると巨大です。


集まってくれたみなさん。撮影合間に海辺でバーベキュー。こう見えてパパな人たちもいます。
そんな大らかな三保にRESPECT。
(写真提供:窪田さん、由花さん)

ご協力してくださったみなさん、ありがとうございました!!!
発売が待たれるManodonaのレコードに関しては下のHPをご覧ください!!!


※ちなみにこの曲は某映画のために作りおろしたものであり、歌詞から喚起される思想はManodona本人の思想とは関係ありません。

Manodona:HP http://www.manodona.net/

『真っ赤なマイクが召集令状
Manodonaアナログオンリー第一弾シングル。
Rap by Manodona, Beats by Saito Takeshi, Bass by Moja Utanish, Mixed by SUI (CC$), 監督 間野ハヤト(地獄に堕ちたシェイクスピア)撮影 伊藤淳(魔眼)ロケ地 三保、協力 三保の皆さん、民宿間野


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5月30日(日)開場17:30 上映18:00

開場時より荻原聖子さんによるパフォーマンスがあります。

入場料1,000円(当日券のみ)
渋谷アップリンクファクトリーにて

開場
18:00『トゥエンティーズのセブンティーン』
18:35『憧れの人』
18:55『焦げ女、嗤う』
(休憩5分)
19:55『月へ行く』
20:30トークショー各監督と植岡喜晴監督(予定)