『人喰山』ドイツを行く〜一日目  補足

『人喰山』ドイツを行く〜一日目  補足

写真が無いもんで、書き忘れたり時系列が狂ったりが多いです。一日目の事、ちょっと補足。

・ルフトハンザ機内で、もの凄い美少女を見る。銀髪でちょっとロシア系入った感じの14、5歳くらい。「映画から抜け出たような」なんて恥ずかしい形容だけど、そうとしか言えない。
・スチュワーデス(やはりこの言い方がしっくり来る)さんは。日本人の方はお若いモデル系の美女。ドイツ系の方はちょっとお年を召しておられます。なるほど、外国ではベテランの接客係を大切にすると聞いたけどその通りか。
・隣の席の50代の男性はヨーロッパの山をスキーで横断されるとの事。自分の足で登って滑り降りて、そのまま移動するそうです。この方がカツ丼食ってた。
・飛行機が空港に着く時、到着場所が変更になった。到着ロビーからかなり遠い場所で、バスに乗って移動。後から思えば、すでに火山爆発の影響が出ていた模様。
・『こんなに暗い夜』の上映終了を待ってる間、ロビーでホウガホリックのNさんに再会。Nさんとは、ゆうばりでカラオケバーで一緒でした。Nさんの同僚のTさんにも紹介して頂く。
HogaHolic | ホウガホリック
・18時からスタッフの方々との懇親会。ここで多数のキューレーターの方々に引き合わせていただいた。持って来た宣伝用DVD配りまくる。明日、この場所で版画ショーをするという方と喋る。明日の版画ショーは、トップレスで踊るお姉さんを一分間に一枚のスピードで彫りまくり、出来た版画をそこらへんに貼りまくるそう。その方の知り合いの女性と光地君と四人で喋ってたら『月へ行く』監督の植岡さんの話になる。なんと、女性の方は植岡さんの奥さんの親友。版画家の方も、植岡さん大阪時代の友人との事。光地君も僕も『月へ行く』のスタッフで。さらに『月へ行く』は、昔ニッポンコネクションで上映された事があるそう。この人間関係、アレックスさんが驚いていた。
・20時から勝又悠監督の『はい!もしもし、大塚薬局ですが』の上映あり。僕はゆうばりで見てます。主人公のおばちゃんが爆発してる純愛コメディです。ドイツでは要所要所でドッカンドッカン受けてたそう。やはり強烈なキャラは外人さんには受けるようです。勝又監督ホクホク顔。
・しかし、にいやはフライトの疲れでフラフラ。ゲストルームで倒れてました。勝又君の上映に立ち会えなくてすみません。そのうち評論家の塩田時敏さんが到着。「俺の荷物、届いてないんだ」なんと、火山の爆発でドタバタになり、荷物を載せ忘れたらしい。塩田さんの荷物は、最後まで来なかった模様。
・ゲストルームに足を踏み入れて、最初に会った強烈キャラはブライアン。この人もスタッフなんだけど、黒ぶち眼鏡で鼻輪でスカート履いてる黒人男性(アメリカとドイツのハーフとの事)。関西風のイントネーションで日本語ベラベラ。頭は良いし、性格良いし、喋りは面白い。日本人の某大監督の話になると「ああ〜、あのジジイね〜」なんてスラング丸出し。日本に二年ほど住んでたらしい。実はミュージシャンだそうです。
・火山が爆発して……という噂が噂でなくなって来たけど。にいやは相変わらずソファーで倒れたまま。ご挨拶した松永監督の『ピューピル』も見れず。ゆうばりでも見そこねた『サイタマノラッパー』の入江監督ともご挨拶。「ここで見ますよ」「昨日終りました」。松江監督ともご挨拶「『ライブテープ』見てないんで、見ますよ」と言いつつ、後日、飛行状況のミーティングで見れず。田口トモロヲ監督の『色即っゼネレーション』は、僕の大好きな堀ちえみちゃんが出てるのでドイツで見る予定……だったけど、これも結局見れず。昨年『傑力珍怪』と同時に上映されていた作品は、なんにも見れてません。
・疲れてるので、早々にホームステイ先に移動。地下鉄で乗り換えて30分。オッフェンバッハという所。スタッフの方々に「どこにホームステイしてるの」と聞かれて「オッフェンバッハ」と答えると、10人が10人笑い出す「なんでそんな遠い所に」 でも、大家さんは凄くいい人。住んでる所はアパートメントなんだけど、これが豪邸。まさに映画に出て来るような(こればっか)超豪華なお家。日本で言えば億ション……とまでは行かないかもしれないけど。キッチンには巨大な食器洗浄機があったり、凝ったコーヒーメーカーがあったり。
・大家さんはノーラン(ノルラン?)さんと、マルクスさん。ノーランさんはデザイナーで研究家肌。マルクスさんはルフトハンザの客室乗務員で笑ってばかりの大柄な方。光地君、一日早く着いて、ノーランさんに「ノルラン…ノーラン…ノルラン」と、発音のレッスンを受けたそう。ノーランさんも光地君もスキンヘッド。でも、スキンヘッドって言葉は西洋では悪い意味があるらしく、使わない方が良いそう。
Wikipediaより…「スキンヘッド」という言葉には、反社会的思想の表現の意味合いがあるため、反社会性のない、単なるファッションとして髪をゼロにしている場合は、シェイブドヘッド・シェイブンヘッドを用いる。
・我々の泊まるゲストルームには、すでにベッドの用意がしてあってバスローブとタオル、さらに薄荷入りのキャンデーまで置いてありました。細かい心遣い、ありがたいです。

……とまあ、これで一日目補足終り。文章ばかりですみません。