傑力珍怪 in ゆうばり』第四日目! その2

風邪ひいて、どうも鼻水が出ると思ったら。
ああ〜、これって花粉症か!
もう三月半ばですもんね、早い……。

さて、続き行きましょう!

さあさあ、暗幕一枚を隔ててリハーサルが始まりました。

こちらは会場。お客さんがどんどん入って来て、立ち見の満員になりました。
光地君がこっちをみてますね。実はビデオカメラ担当だったはずの光地君はバスの時間が迫ってたのです。

前説開始。左のお二人が例のマリコローズガールズ。スッピンはなかなか拝めません。

園部さんのお隣は、マリコローズに惚れられるイケメン役、竹下さん。

やっぱり出ました、『ロックアウト』のポスター。皆さん、ただいまシネマート六本木で大好評公開中ですよ。どうぞご覧下さい。

↑これは本編スチル。右が竹下さん。

ついに『マリコローズ』の上映が始まりました。後ろの席で光地君がゲラゲラ笑ってます。
でも、光地君はバスの都合で途中退席。結局、『シャンソンショー』は僕がビデオカメラ回しました。
でびさんが「にいやさん、デジカメとビデオカメラ同時に回せない?」なんて無茶言うけど、それはさすがに無理。

という事で、本編と『新春シャンソンショー』の写真は無いのです。
見たい方はでびさんのブログ「http://www.devinikki.com/cp-bin/blog/」までどうぞ。

これが『おばけのマリコローズ』予告編です。「バ〜〜イかもしれないじゃん!」

……とまあ、こういう風に『おばけのマリコローズ』&『新春シャンソンショー』は無事終了したのでした。
でびさん、汗でメイク崩れてる。
この頃、大劇場ではクロージング作品『シャーロックホームズ』を上映中。
にいや、楽しみにしてた『第9地区』も『ホームズ』も全然観れず。でも良いや、楽しかったし。

はいはい、我々がかけつけた大劇場では『ホームズ』が終わり、閉会式が始まっていたのでした。
これは壇上から客席を見た所。
閉会式恒例のサインボール投げが始まるのです。「サインボールって、僕らがサインしたボールなんて誰が欲しがるんだろう……」と思ってたにいやですが、心配は無用でした。サインボールはあらかじめ有名人(ジョニー・トーさんとか、石橋凌さんとか)がサインしてたボールを、我々が、ただ投げるだけ!! とまあ、そういう事でした。

それではグランプリ作品をご紹介。準グランプリは先日ご紹介した『脚の生えたオタマジャクシ』でしたが……。

グランプリはこの作品。『青春墓場〜明日と一緒に歩くのだ〜』監督・奥田庸介
これは傑作。バラバラに進んで行くエピソードが、いつしか一つになり、登場人物たちがお互いの事情を何も知らないまま破滅して行く。青春暗黒街ムービー。工藤栄一の『その後の仁義無き戦い』を思い出しました。必見。
授賞式では、奥田監督泣いて泣いて。仲間達が舞台に駆け上がり抱き合って。本当に青春映画を見てるような感じでした。

そして、これが今年最大の問題作、『終わらない青』。
我々の仲間内では「裏のグランプリ」と呼ばれていました。
父親に暴力を振るわれ、毎日犯され、リストカットを繰り返す女子中学生。母親はうつ病になり、女子中学生はついに妊娠する。それでも彼女はお腹の赤ん坊を産み育てようと決意するが……。
こんな内容の作品です。
父親の性的暴力シーンにも全く表現の手加減をせず(ぼかしは入れていますが)、
ドラマ的な演出も音楽も省き、徹底的にリアルに描いています。
安易な救いなどは用意せず、観客が手出し出来ない傍観者の立場を強いる演出をしているわけです。

この作品、当然スカパーでは放映出来ませんし、賞の対象にもならないでしょう。しかし本当に血で描かれた作品とはこれの事ではないでしょうか。そのうち、なんとか公開出来る時が来ると思います。皆さん、お楽しみに。
という事で、この後のクロージングパーティーと、翌日の「さよならビュッフェ」は、次の回で。
……と言ったって、またマリコローズさんの写真ばかりになるんですけどね。