2009年 泣いた映画ベスト
大畑です。僕は映画を見て、よく泣いてしまいます。なので、今年見て泣いた映画を、涙の量が多かった順に挙げてみました。ところで、「泣ける映画」という呼称は、そろそろやめたほうが良いと思うんですがどうでしょう?
『レスラー』
結局、あの主人公がラストに向かう契機になった出来事というのは、全て主人公の過失と失敗のみによって引き起こされた、っていうようなことを考えれば考えるほど泣いてしまいます。
『イングロリアス・バスターズ』
ラスト、煙に映る高笑いと、機関銃を撃つバット男のやるせない表情と、などを踏まえた上での爆発のカットによって泣きました。
『ドリームガールズ』
すいません、今年の映画じゃないしDVDで見ました。めちゃくちゃ歌が達者な人たちが一生懸命に歌っているのを見ただけで、泣きました。
『レイチェルの結婚』
妹の結婚式の当日に精神病院から外出許可を得て帰って来たアル中の長女が、式の中で妹に祝辞。そのシーンでの、周りの人間を凍り付かせるような事しか言うことが出来ない痛々しい狂気に泣きました。
『スペースバンパイア』
スクリーンで見る事が出来て、泣きました。
『オカルト』
狂った男2人組が命を懸けるバディムービー、ってことで泣きました。
『SRサイタマノラッパー』
歌のあまり上手くない人が一生懸命に歌うラストカットで、泣きました。
と、ここまできて、泣いた映画はこれくらいしかなかったことに気がつきました。すみません。というわけで、泣かなかったけど好きになった映画を数本挙げさせてもらいます。
『ダンプねえちゃんとホルモン大王』
今年、一番好きになった映画です。これからどんどん全国各地で劇場公開されてゆくのでお見逃しなきよう!
『愛のそよ風』
スクリーンで見る事が出来ました。キャラクター映画って、こういうことなんですね。
『ターミネーター4』
バイク型のターミネーターが変形するところは素晴らしいです。
『アンナと過ごした4日間』
まるで美学校初等科生が書いた様なネタなのに、工芸品を作り上げるかのように撮られた素晴らしい作品です。音響設計やカメラ位置、ハズレ無しです。それと、主人公が何かに気づく芝居があって、その対象が観客に明らかになるまでの時間の長さと距離が、切ないです。
『日本の夜と霧』
これもスクリーンで見ることが出来ました。この映画が素晴らしい理由は、『ドリームガールズ』が素晴らしい理由と似ているような気がするのは僕の誤解でしょうか。
『ポチの告白』
不正行為を行うことに躊躇している主人公刑事に対して、後輩でありながらキャリア組である刑事が声をかけます。「先輩、大丈夫ですよ。みんなやってるんですから」。怖いですね。
勢い余って13本も挙げてしまいました。今年はあまり映画館へ行けなかったので来年こそは映画館へ通いたいですね。
今年一年、本当にお世話になりました。皆様、よいお年を。
大畑創