やっぱり、マキノ

比木です

ここのところ、銀座シネパトスでやってるマキノ雅弘特集に通ってます。生涯に260本以上撮ってるだけあって、未見のものがたくさんです。
お奨めは(もう上映終わっちゃいましたが・・・)、「九ちゃん刀を抜いて」。坂本九のミュージカル時代劇で、何もかも面倒くさがる九ちゃんが南田洋子演じる花魁(おいらん)と結ばれる、楽しい楽しいチャンバラ映画です。映画のラストショットがみんなで沢庵を振りながら「バリバリのボーリボリ」と大合唱する痛快さ!しかもニュープリントの上映でした。これは謎でした。綺麗だったからいいんだけど。
あと、マキノの遺作「藤純子引退記念映画 関東緋桜一家」も必見です。最後に高倉健と共に殴り込みを無事終えた藤純子が群がる群衆に対して「お世話になりました」と頭を下げるんですが、その時のカメラ目線!涙なしには見れませんね。同時上映の「日本大侠客」も鶴田浩二が相変わらず素晴らしく、藤純子と将来を約束するところなんか、ほんとにぐっときます。村田英雄主演の「任侠男一匹」も傑作で「男一匹」なんて言いながら子分や仲間に助けられまくっているんだけど、最後の殴り込みで掛かる村田英雄の熱唱がすごいんです!マドンナが桜町弘子で、加藤泰の「車夫遊侠伝」のあの人です。
機会があれば是非是非見てみてください。

写真は、マキノのお父さんで日本映画の父・牧野省三です。京都の等持院というところに(かつて撮影所があったのです)立派な銅像が立ってるのです。比木は以前京都に住んでいた頃、等持院から徒歩1分のボロアパートに住んでいたのでした。

ということで、また