『大拳銃』inプチョン国際ファンタスティック映画祭(1日目)

7月19日(日) 晴れ

『大拳銃』が、韓国プチョン国際ファンタスティック映画祭に正式招待していただきまして、大畑は韓国へ行ってまいりました。ソウルから車で一時間ほどの街で10日間開催されます。
コンペ部門での上映だということで、賞を貰えるか貰えないかでヤキモキしないといけないかと思うと、ちょっとツライ。ゆうばり映画祭の時と同じく、最初から期待しないでおこうと心に決める。

実は海外旅行が初めての大畑、かなり緊張しておりました。映画祭に同行してくれた『大拳銃』出演者の女優、宮川ひろみさんに助けられ、なんとか空港手続きも乗り切る。感謝。
空港では『サイタマノラッパー』の入江悠監督と、ゆうばり以来の再会。プチョンでは『大拳銃』とは違う部門で上映されるようなんですが、既にチケットはソールドアウト。うらやましい限り。『大拳銃』ならびに『傑力珍怪』も負けてられないなーと、ぼんやりながら思う。
で、車で一時間、プチョン入りし、ホテルの部屋に荷物を放り込んで早速、韓国料理。腹が減っては戦も出来ないらしいですから。

安い、うまい、辛い。特に辛い。

ホテルに戻ると、僕と宮川さんの旅程をすべてコーディネートしてくださった現地スタッフのLimさんを発見。

彼女は映画祭ボランティアスタッフのボスで、この五日間中、Limさん含めスタッフの皆さんにはすっかりお世話になってしまいました。

映画祭に来たんだから映画を見ようと、上映会場に行きましたがチケットは既にほとんど完売状態。クロード・シャブロルの新作『Bellamy』見たかったのに残念……。
会場はシネコンを利用しており、大勢のお客さんで賑わっておりました。噂には聞いていましたが、韓国の方々はかなり映画好き。

ファンタ系の映画祭なので、こんなイベントも。

チケットが手に入らなかったのでプチョン市街を散歩。10車線もの道路が東西南北に走る、非常に車の多い街です。


もはや壁は見えません。街を歩いていると、どこか歌舞伎町や秋葉原や難波の街を思い出します。夜になると、建物自体が光るようにネオンが輝く夜の街に変貌します。

映画も見れなくなっちゃったので、宮川さんと初日からソウルへ行く事にしました。言葉も通じない国で電車に乗るのはなかなか大変。中学生レベル英語を駆使してなんとかたどり着きました。南大門は去年の火事以来、工事用の囲いに囲まれているようでしたが、その裏にある飲食街に潜入してきました。


この中の一軒の飲み屋さんで晩飯。


夜空の下で飲むマッコリがやっぱり美味しいです。かなり飲んで食って、一人千円ちょっと。安い。
明日こそは映画を見ようと心に誓い、ホテルに戻ったのでした。

つづく


ちなみに、本日7月24日は、PFFにて『大拳銃』が上映されます。会場は東京フィルムセンター。大畑、舞台挨拶で登壇します。

『大拳銃』大畑創