北京リポート5

さて天安門を後にして、我々はフラフラとお気楽観光。

北京はエスカレーターも凄いです。長すぎるし広告もこれでもか状態。

やって来ました、中国古代からの天文学歴史博物館「北京古観象台」(世界最古の天文台らしい。1442年設立)。ひなびた珍スポット好きのナスカさんのリクエストです。

ほとんど日本のツアー客と化してますね。

色々な物があったけど、僕の一番のお気に入りはこれ、天文観測兎。

兎番号14−D。さすが共産国家。兎も公務員なんでしょうね。ちなみにウルトラセブンは恒点観測員340号。

なんだか水木しげる先生のマンガに出て来そうです。

博物館の中はこんな感じ。中庭でお姉ちゃんの写真を撮ってる西洋人集団もいました。ロケ地に好適。

こちらは諸星大二郎先生のマンガに出て来そう。

みんなで記念写真。完全に観光客です。

でも、奥の方に入って行くと閉め切られた部屋や穴のあいたガラス戸が……。X年X月X封印みたいな紙が貼ってあったりして、なかなか不気味です。

いよいよ博物館の目玉、天文台にのぼりました。見えるのは北京の高層ビル。

こういう観測器具が雨ざらしのまま一杯並んでます。

現代の観測器具と一緒に、こんな天球算盤みたいなものも展示されてました。見張りのお姉ちゃんは机に顔を伏せてぐーぐー寝てます。でも写真を撮ってたら、もう一人の監視員のお姉ちゃんがやって来て怒られました。

そろそろモッちゃんとお別れ。高野君はモッちゃんの家に遊びに行きます。
バスに乗ろうとしたら運転手さんが何か言ってます。北京は英語が全然通じない(単語すら駄目)ので、何を言ってるのかさっぱり分からず。来る時はバスガイド(と言うより、集金係)のお姉さんに5元渡したので、運転手さんに5元出したけど駄目。なんだか大声で怒鳴られるのです。どうやら「お前らどこまで行くんだよ、ええっ?!」と言ってるらしい。伊藤さんが目的地のメモを見せて、僕が四人分20元払ったらやっとバスが動き出しました。


これはバス停の旗。なんだかカッコ良い。北京のバスは完全に定員制で、席の数を超えたら乗せてくれません。なんで?中国らしくない……。と思ったけど、乗客の自由にさせたら、窓からはみ出しても乗る奴が出て来ますからね。

これが先に書いた北京の高層マンション、建築中。これが地平線の彼方まで延々並んでいるのは異次元を見てるようです。作っても作っても足りないんだって。

バスはどんどん走ります。磯部さんが「あ、羊の群れ!」と叫びます。見てみると、バスの横を数十頭の羊の群れが。あわててカメラを構えても遅い。ああ、レスポンスの良い一眼が欲しい……。
日も暮れて来て、磯部さんもナスカさんも疲れてぐったり。これから夜の上映を見に行かねば……。