大阪・間野日記2

間野日記2です。

お世話になった知人宅の猫です。

〇7月18日。大工原正樹監督特集2を拝見。プログラムDの『奴らを天国へ』を堪能。これもまた面白い題名ですね。最後のほうで、こんなに至福感に溢れているけれどヘルス嬢の映画なんだよな、と我にかえった自分がいた。

風呂に入ってないので、大工原さんのEプロをスキップ。石田ノイズに教えてもらった銭湯へ。石田君の手描きの地図を頼りに、結局は人に聞いたりしながら辿り着く。中崎町のクラブ銭湯。広い浴場に突然あるらせん階段をのぼると、サウナ室がある。まるで少年が憧れる木の上の基地。水も軟らかい感じで、いい銭湯でした。さすが石田ノイズ。

大工原さんの話題の最新作『姉ちゃん、ホトホトさまの蠱を使う』を拝見する。これが絶叫したくなるほど凄かった。上映後に大工原さんの顔を見れなくなった。今だ冷静に考えられない。大工原さんの軌跡を辿るようなプログラムの最後にこの作品を見ると、何か辿り着いたような、ジャズの即興にも似た(実際は即興というよりはシナリオが固まっていない状況なのか?)演奏を聞かせるこの作品は、大工原さんの懐の大きさを感じさせてくれました。僕は美学校で大工原さんのクラスでしたが、不真面目な生徒だったのでまったく理解しようとしていなかったなあ、と反省。今回は映画を観ることで、「教え」をモロに体感できました。

「大工原正樹監督特集」があったおかげで、傑力メンバーも見せるだけの立場ではなくなって「受け取る」立場になりました。近年、稀に見るとても素晴らしい特集だったと思います。戸田さんの紹介の仕方、大工原さんの作品、映画に魅かれて集まったお客さんが揃って、とてもいい時間を共有できました。ありがとうございました。

夜は傑力Bプロ。『焦げ女、嗤う』に出演している、よこえとも子さん、西山真来さんが見に来てくれる。ありがとうございます。また呑みましょう。

上映中、傑力メンバーで呑む。このとき、あだ名を決めようということになって「ハカセ」伊藤淳(魔眼)、「ワカ」藤岡晋介(トウェンティーズのセブンティーン)、「ぼん」比木暁(八分道場)、『CSS』瀬川浩志(焦げ女、嗤う)と決まる。他のメンバーについては募集中なので、思いついたかたはコメントください。

『顔面』新津伊織が泊まったホテルに乱入して、呑む人たち。
朝まで話しました。シングルベッドに4人はきつかった。

〇7月19日傑力Cプロ
たこ焼き屋に行ってから、「横尾忠則 全ポスター展」へ。

たこ焼き屋の前にたたずむ、CSS瀬川。


横尾ポスターの前でキッス。
横尾忠則の圧倒的な量のポスターと、夏バテと睡眠不足に立ちくらみ。
横尾さんは大好きです。


国立美術館の前にある、科学博物館にある学天則という日本初のロボットの前で意味深なポーズをとるワカこと、藤岡晋介(twenties)。
その後、通天閣へ行き串かつを食べる。

傑力Cプロの『顔面』が好評だったので、うれしかったです。僕ももう一回見てみたらやっぱり面白かった。
この日、僕以外のほとんどの傑力メンバーたちは大阪をあとにしたのでした。

つづく

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『傑力珍怪映画祭オールナイトin札幌』のお知らせ!!!

札幌ATTICさんにて  2010年 08月 28日 

開場 22:30/開演 23:00

予約 500円/当日 800円(通し券、出入自由)
傑力珍怪映画祭とは、知られざる傑作、力作、珍作、怪作の怒涛の饗宴!競園?狂園・・・なのだ!
2009年、夏。東京を熱狂の渦に巻き込んだ奇妙な映画のお祭り、傑力珍怪映画祭が遂に札幌に上陸。

なんとご予約料金500円で全作品ご覧頂けます!怒涛の一挙10作品上映、挑発プログラム!

キンキンに冷えたビール、ソフトドリンク用意してお待ちしていますよ!(持込もご自由に。)深夜、ちゃぶ台にゴザなんて出しちゃうかも?

■上映スケジュール
23:00 「憧れの人」
23:25 「魔眼」
23:55 「地獄に堕ちたシェイクスピア
00:30 間野ハヤト監督トーク
01:10 「月へ行く」
01:50 「灰土警部の事件簿 人喰山」
02:30 「トゥエンティーズのセブンティーン」
03:10 「焦げ女、嗤う」
04:15 「二度と目覚めぬ子守唄」
04:50 「大拳銃」
05:30 「八分道場」

詳細はこちら→http://www.a-yaneura.com/index.php