焦げ女、ついに嗤う!

「焦げ女、嗤う」を監督しました瀬川です。
昨日は本当にたくさんのご来場ありがとうございました。
立見で窮屈な思いをさせてしまった方、申し訳ありませんでした。


超満員の会場で上映という
拙作「焦げ女、嗤う」のお披露目の場としては
これ以上ないシチュエーションを与えていただき
本当に感謝しています。
前日からの編集で不眠だったせいもあってか
なんだか自分がここにいるのが
信じられないようなフワフワ夢見心地の気分でした。


上映中の場内の張り詰めた空気というか
たくさんの観客のみなさんが息を潜めて
作品に見入っていた光景が今でも忘れられません。
その場に居合わせて、それを肌で感じられたことが
製作者として得がたい体験となりました。


みなさん、作品はいかがだったでしょうか?
なるべくたくさんの方から意見をうかがいたかったのですが
時間、スペースの都合であまり聞けなかったので
もしよろしければコメント欄のほうへ
お気軽に作品の感想、質問など書き込みいただければ幸いです。
もちろん「焦げ女〜」以外の作品の感想もお待ちしています。


最後に前回残した宿題を片付けておかないといけませんね。
最後の出演者、松本高士さんのご紹介です。

松本さんは数々の自主映画やPVで活躍されている
ハスキーな声が印象的な役者さんです。
また、バンドのベーシストという顔も持っておられます。
作品をご覧いただいた方はお分かりだと思いますが
ゴチャゴチャ複雑な人物関係の中で
唯一最初から最後まで傍観し続けては偉そうなことを言う、という
祐介役を演じてくださいました。
見た目のイメージもあってか、今までこのような粗野(本当は違うけど)
なタイプの役を演じたことがないそうで
それならばあえてそのミスマッチ感=意外性を狙おうじゃないか!
ということでキャスティングさせていただきました。


久太には上から目線の祐介ですが
実は久太よりちょっと恋愛経験があるだけでいわゆるプレイボーイではない
(いますよね。現実でもちょっと経験が上なだけで下に偉そうにするやつ)
という設定だったりします。
リハでは今まで演じたことがないタイプの役柄に苦戦されていたのですが
本番で一変。持ち前の集中力で生き生きと祐介を演じてくださいました。
また、急遽由紀(西山真来さん)とのラブシーンをお願いしたのですが
快く(というか喜んで?)
そして大胆に演じていただけたのでとても感謝しています。


そういったわけで
新種誕生はみなさんのおかげで大成功で幕を下ろすことができました。
先のことに関しては、まだ何もお約束できませんが
今回の成功を受けて更なる飛躍があるかもしれません。
傑力珍怪の今後の展開に是非ご注目ください。
あわせて「焦げ女、嗤う」もよろしくお願いいたします。
どうもありがとうございました。