『大拳銃』の出来るまで

どうも。『大拳銃』を監督しました、大畑創です。
今日から、『大拳銃』がどんな映画なのか、どうやって作られたのか、を書いていこうかと思います。
お時間ありましたらお付き合いくださいませ。

この映画は、拳銃密造に手を出してしまう鉄工所経営者のお話です。

このお二人が主人公の兄弟ですね。
兄を小野孝弘さんが、弟を岡部尚さんが演じてくれました。お二人ともイイ顔されてますねえ。
で、お二人、なにやら一生懸命作っていますが……


出来たモノがコレです。どうやらいっぱい作ってしまったようです。

ちなみにコレは実際には、駄菓子屋で百円で売っているようなオモチャ拳銃でして、それを切ったり貼ったりの加工をして密造拳銃に見せています。
つまり、本当はプラスチック製なんですが、フィルムで撮ると、あら不思議、本物の密造拳銃(変な日本語ですが)に見えてしまうわけです。
美術部のお三方(『魔眼』監督と『地獄に堕ちたシェイクスピア』監督と『八分道場』監督です!)に、調子に乗って50挺ほど作ってもらいました。
特に『魔眼』監督の伊藤淳君は、なんでもすぐに作っちゃう人でして、
撮影前日に「拳銃の設計図書いてきて」との暴君監督からの頼みをアッサリOKし、翌日素晴らしい設計図を書いて来てくれるくらいです。
その節はどうもすみませんでした……。
さらに『地獄に堕ちたシェイクスピア』監督の間野ハヤト君は、自分ちの洗濯機を……。

おっと、ここまで書いていたら夜が明けてしまいました。なぜか書いてるうちに美術部自慢になってしまいましたね。

つづきがあるかどうか分かりませんが、また次回お付き合いくださいませ。
それでは、失礼します。


『大拳銃』大畑創


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